Cカードとは
Cカードの意味
レクリエーション・スクーバダイビングを行う際、定められた知識と技術（指導基準）を得ていることを証明するのがCカードです。
このカードには知識と技術の証明の他『どの時期に習ったのか』『どの場所で取得したか』もメイジされています。したがって古いCカードでは知識を忘れているケースもあり、リスクも大きくなります。
技術（スキル）は時間と共に低下し、毎日行わないスクーバダイビングでは知識も忘れやすいものです。もし前回のダイビングから間が空いている場合、知識の復習を目的とした「リフレッシュコース」の受講をおすすめします。（指導機関によって名称は異なります）
また、Cカードを持っていたとしても環境や地域によっては不得手というケースもあります。
特に入門レベル（エントリーレベル）では次のような内容が主なる指導内容かと思います。
昼間の比較的穏やかな水域で、バディの同伴必須
水深18mまでで、減圧停止は不要な範囲
頭上に障害物がなく、直接水面にでることが可能な環境
これでは基礎中の基礎しか身についていません。
加えて沖縄で取得したCカードで北海道の海に潜るなど、大きく環境が異なる地域では装備やスキルモコとなります。地域のプロにアドバイスを受け、安全なダイビングを楽しみましょう。
Cカードの種類
オープン・ウォーター・ダイバー（OWD）
ダイビングを行う上で最初から取得可能なダイビングライセンスです。
初級のCカードであり、ダイバーの基礎や知識を有している証でもあります。
水深18ｍまでのダイビングを同伴者と一緒に楽しむことができます。
アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー（AOW）
必須ダイブ含むアドベンチャーダイブ（スペシャル・ティ）5種類を修了することでAOWを取得することができます。
名実ともに中級Cカードを取得したことになり、遊びの幅や用途も大きく拡がることでしょう。
なお、12歳まではAOWを取得できず、代わりに3種類修了によって『アドベンチャー・ダイバー』のライセンスを得ることができます。
スペシャルティ・コース（SP）
初級のCカード（ダイビングライセンス）を取得したあとに受講できるコースです。
数多くのテーマがあり、撮影用のSPである「水中フォト（ビデオ）グラファー」や
さらに深く潜りたい人のための「ディープ･ダイバー」。海の生き物と接したい方におすすめの「水中ナチュラリスト」などさまざまです。
レスキューダイバー（RED）
ダイビングスキルだけではなく、救命知識も有する中･上級用ダイビングライセンスです。
ダイビング中のトラブルを未然に防ぎ、事故の際の救命方法を学ぶ知識でもあります。
受講条件と講習内容を満たす中で、世界中のほぼ全てのダイビングポイントに潜ることができるという利点もあります。
ダイブマスター（DM）
このライセンスを有していれば、プロのダイバーと名乗っても大丈夫でしょう。
文字通り上級プロレベルのコースで、プロフェッショナルの第一歩です。
取得することでオープン・ウォーター・ダイバーのライセンスを持ったお客様をつれて水中ガイドを行うなど、用途もさらに大きく広がります。
アシスタント・インストラクター（AI）
PADIダイバー教育システムを受講することで取得することができます。
オープン・ウォーター・スクーバ・インストラクター（OWSI）を目指す上では必須のスキルであり、
ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー（PPB）のスペシャルティ・コースや一部の教育プログラムを開催することもできます。
オープン・ウォーター・スクーバ・インストラクター（OWSI）
PADIの主催するOWSIコースを修了し、PADIインストラクター（IE）試験に合格すると取得できます。
この資格はOWSIと認められたことを証明し、ダイビングインストラクターとして働くことができます。
もちろん新ダイバーを認定し、Cカードを有するだけのお墨付きを与えることもできます。
憧れのドルフィンスイムを目指してダイビングライセンスの取得やリフレッシュを目指しましょう
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安全に潜れる知識とスキルを持つことを証明するCカードを取得すれば、ドルフィンスイムの願いもスムーズに叶えられます。もっとも、Cカードを保有されている方も、しばらく潜っていない方は知識やスキルのリフレッシュコースをお受けになると、安心してダイビングを再開できます。
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